PONOデンタルクリニック北浦和 PONOデンタルクリニック北浦和 PONOデンタルクリニック北浦和

048-767-5505 LINE WEB予約

虫歯治療

虫歯治療について

虫歯は、口腔内に生息する菌が糖分を分解し、その過程で生じた酸によって、歯の表面が溶ける疾患です。
虫歯の原因は、歯の質や形状によるもの、 糖分を多く含む飲食物の摂取頻度や量、口腔内の菌の種類や量、 歯磨きの不十分さ、ストレスなど様々な要因があります。以前の虫歯治療では、虫歯に侵された部分を大きく削り取り、詰め物やかぶせ物をして治療していました。 しかし、健康な歯を削り過ぎてしまい、歯の寿命が縮めることもありました。一度失った歯質は二度と元には戻りません。そこで現代の歯科治療では、虫歯になった部分のみを最小限削ったり、そもそも虫歯にならない環境づくりを心がけたりすることが重視されています。
ご自身の歯をできるだけ残して治療すると、 麻酔の量を抑えたり、治療後の見た目も整いやすかったりと患者様にとってさまざまなメリットがあります。

歯を大きく削らない
MI治療の重要性

  • MI治療とは

    MI治療とは、Minimal Intervention(ミニマル・インターベンション)の略称であり、「最小限の侵襲」という意味があります。歯科治療において、できるだけ削らずに天然歯を残すことを大切にする考え方です。
    MI治療により、歯を削る量を最小限に抑えると、歯質ができるだけ多く残り、歯にかかるダメージも少なくなります。また、歯の神経の保存にもつながり、寿命が延びます。
    当クリニックでもMI治療の考え方を第一に、患者様の虫歯治療を行っております。

  • 歯は何度も治療ができないと
    いうのをご存じでしょうか?

    歯は治療できる回数に限界があります。繰り返しの治療で歯を削ると歯質が失われていき、歯が欠けたり真っ二つに割れたりする恐れがあります。また、歯へのダメージも蓄積され、最終的に抜歯に至る場合も少なくありません。
    ご自身の歯を長持ちさせるには、虫歯や歯周病の予防に努め、歯をできるだけ削らずに神経を残すことが大切です。もし既に治療済みの歯がある場合は、詰め物や被せ物の接着性を高め、二次カリエス(二次虫歯)の予防をめざしましょう。
    当クリニックではダイレクトボンディングにより、歯を削る量を最小限に抑えた治療の提供に努めております。

  • Point痛みの少ないMI治療を
    目指して

    まずは歯ぐきへの表面麻酔を行い、麻酔が効いた状態から麻酔注射を行います。極細の注射針を使用し、麻酔液を注入するスピードや圧力にも配慮し、できるだけ痛みを抑えた処置を大切にしております。

    • 表面麻酔

      歯ぐきの表面に麻酔を塗布し、注射針を刺す際の痛みを軽減します。注射が苦手な方にも配慮しておりますので、どうぞご安心ください。

    • 極細の注射針の使用

      細い注射針であれば痛みを軽減できます。当クリニックでは、歯科治療における極細の注射針を使用しております。

    • 電動麻酔機

      麻酔液の注入スピードにバラつきがあると、圧力から痛みを感じます。電動麻酔器であれば、一定の圧力とスピードで麻酔液を注入できます。

    • 注射の打ち方

      歯ぐきには痛みを感じやすい部位と感じにくい部位があります。針を刺す位置や角度、深さに気を配り、できるだけ痛くない注射をいたします。

虫歯の進行と治療法

当クリニックでは虫歯が進行しても、各段階での「痛みの少ない虫歯治療」と歯を削る量を抑えた歯や体に「負担の少ない治療」を目指しています。
また神経部にまで虫歯が進行した場合に、歯の神経を残すための「歯髄保存療法」、万が一重症化した場合もできるだけ歯を残すための治療を行っています。

  1. CO初期虫歯

    歯の表面がわずかに溶けた初期の虫歯です。フッ素塗布と正しい歯磨きを通じて、歯質の再石灰化をめざします。

    COの治療法

    COは歯に穴はあいておらず、表層が溶け始めた状態です。「脱灰」とも呼ばれています。丁寧なブラッシングとクリーニングを継続して経過観察を行います。

  2. C1エナメル質の虫歯

    歯の表面のエナメル質に穴が開いた状態です。細菌に感染した部分だけを削り取り、詰め物をして進行を防ぎます。

    C1の治療法

    エナメル質にのみ細菌感染が認められる状態です。細菌に感染した部分だけを精密に削り取って、コンポジットレジンで歯の機能を回復する治療がメインです。

    コンポジットレジン
    修復法
  3. C2象牙質の虫歯

    歯の象牙質に進行した状態です。甘いものや冷たいものが歯にしみる可能性があります。虫歯を削ったうえで、詰め物や被せ物を取り付けます。

    C2の治療法

    象牙質にまで細菌が感染している状態です。歯に黑い筋が見られ、熱いものや冷たいものに触れると沁みるようになります。虫歯部分を削り取り、詰め物もしくは被せ物を用いた治療を行います。

    セラミックの
    白い詰め物・被せ物
  4. C3神経部の虫歯

    細菌が神経(歯髄)にまで達しており、激しい痛みや腫れなどを引き起こします。歯を残すには、歯髄保存治療を試みます。
    状況として歯髄の保存ができない場合は神経を取り除き根管治療が必要です。

    C3の治療法

    歯の表面にはっきりと穴ができているほか、激しい痛みが伴います。歯髄保存、根管治療を行うため、通常は歯を大きく削る必要がありますが、当クリニックではできる限り削る範囲を抑え処置します。
    その後、被せ物をして歯の機能を回復させていきます。

  5. C4重度の虫歯

    重度の虫歯です。虫歯の進行が進み、根っこだけになっている状態です。激しい痛みや歯肉から膿が出ているため口臭が発生するなどの特徴があります。

    C4の治療法

    この状態になると、ほとんどのケースで抜歯をしなければいけません。その後、患者様の状況に合わせて部分入れ歯やブリッジ、インプラントのいずれかをご提案します。

コンポジットレジン
接着修復法

  • 現在の歯科治療では、できるだけ歯を削らずに治療を進められる「接着修復法」が注目されています。
    高品質のコンポジットレジンおよび接着剤を使用することで、素早く歯を修復する効果が期待できます。デメリットとしては症例が限定されていたり、保険適用外のケースも多かったりすることです。
    しかし、ブリッジ、差し歯、入れ歯、インプラントに比べると、歯を削る量が少なく治療期間も短縮でき、患者様の負担が少ないという利点があります。

  • Pointダイレクトボンディングで
    よりクオリティーの高い仕上がりへ

    ダイレクトボンディング治療とは、歯を削った部分に高精度のプラスチックを充填する方法です。さまざまな種類のプラスチックを組み合わせることで、天然歯のような自然な見た目を再現する効果が期待できます。
    特に自由診療の場合、治療時間をしっかり確保できるので、お口もとの美しさを追求したい方におすすめです。

    ダイレクトボンディング

歯髄保存療法

  • 虫歯が進行すると、歯の表面だけではなく神経の部分にまでダメージが及びます。結果的にズキズキと激しい痛みが生じてきます。通常は神経がダメージを受けると、汚染された神経をすべて取り除くのが一般的です。しかし神経を取り除くと歯の寿命は間違いなく短くなります。そこで考案されたのが歯髄保存療法です。MTAセメントという生体適合性が高い材料を用いて、虫歯で露出した神経を残すことを目的とします。

  • PointMTAセメントを使用

    MTAセメントとは、歯髄保存療法で使用する歯科材料です。歯髄の保護には水酸化カルシウムの薬剤もありますが、液体である点や歯がもろくなるリスクを考え、当クリニックでは使用しません。
    治療では感染部位を除去した後にMTAセメントで蓋をします。MTAセメントは水に反応して膨張し、細菌の再侵入を防ぐ効果が期待できます。
    また、象牙質の再生も促進し、歯髄を残しながらご自身の歯を維持しやすくなります。

根管治療について

  • 根管治療とは

    虫歯が神経近くまで進行すると歯を守るために根管治療を行うのが基本です。これは細菌に感染した神経や血管を少しずつ取り除き、炎症を抑えることを目的としています。結果的に抜歯をする必要がなく、入れ歯、ブリッジ、インプラントをせずに天然歯の残せる可能性が高まるのです。

  • マイクロスコープ

    マイクロスコープは1990年代頃より歯科治療への応用が試みられてきました。
    機器を使用すると、歯の根の中に光を通すことができて、20倍近い拡大視野下で治療をすることが可能です。よく見えるということは、それだけより正確な情報を得ることができるため、現在の歯科治療において、マイクロスコープは欠かせない存在となっています。

    1. C0

      肉眼

    2. C1

      ルーペ

    3. C2

      マイクロスコープ

  • Pointチタンファイルを使用しています

    細菌により汚染された歯髄や組織を除去するには、「ファイル」と呼ばれる特殊な治療器具を使用します。治療にはステンレス製のファイルが一般的に用いられています。当クリニックでは、しなやかな特性を持つ「ニッケルチタンファイル」を使用。根管の特殊な形状に沿ってファイルが入り込み、根管内部を傷つけるリスクを軽減しながら、歯髄や組織を除去できます。

虫歯を予防していく
お口のケア

虫歯は歯垢(プラーク)に含まれる虫歯菌によって引き起こされます。つまり、常にお口の中を細菌の少ない状態に維持できれば、確かな虫歯予防に繋がるというわけです。このような考えをプラークコントロールと呼びます。効果的なプラークコントロールのためには、毎日の歯磨きやうがいなどの「ホームケア」と、歯科クリニックにおける定期検診・クリーニングなどの「プロフェッショナルケア」の両方が欠かせません。

予防歯科

虫歯治療についてのよくある質問

Q歯磨きをしているのになぜ虫歯になるのでしょうか?
A原因は一つではありませんが、歯磨きをおこなっていても歯間部などに磨き残しがあることはよく見られます。歯磨きをするといった行為の結果、完璧に磨けている状態になっているかというのはまた別ということになります。
Q虫歯を放置するとどうなりますか?
A初期の場合は痛みを感じませんが、神経(歯髄)に近づくにつれて痛みを伴うことがあります。さらに進行すると神経(歯髄)を失うこととなり、将来的に歯が割れるリスクが高まることとなり歯の寿命に影響していきます。たとえ痛みがないからと言って放置せず、適切なタイミングで治療することをおすすめします。
Q治療した歯が痛くなるのは何故ですか?
Aむし歯に感染した歯質を完全に除去した結果神経との距離が近くなった場合は痛みが出ることがあります。また、歯を削った刺激によって一時的に痛みが残ることもあります。
Q痛かった歯の痛みが無くなりました。治療は必要でしょうか?
A一時的に痛みが引いただけで病気が治ったわけではないので、状態の確認のため一度診察を受けることをおすすめします。
Q痛くないのですが、歯が黒く見えるところがあります。虫歯でしょうか?
A一概には言えませんが、むし歯の場合も考えられます。むし歯でも慢性的で小さなものであれば治療を急ぐ必要はありませんが、急性的なものであれば早めの治療をおすすめします。気になれば一度ご相談いただければ幸いです。
Page Top